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EU、ChatGPTを「超大規模オンライン検索エンジン」に指定

概要

欧州委員会は、デジタルサービス法(DSA)に基づき、ChatGPTを超大規模オンライン検索エンジンに指定しました。これは、AIチャットボットとして初の指定となります。

同時に、RedditとRobloxも、それぞれEU域内で月間平均ユーザーが4,500万人以上であるため、超大規模オンラインプラットフォームに指定されました。

OpenAIは、2026年3月31日までの6ヶ月間で、ChatGPT検索のEUにおける月間アクティブ利用者数が約1億5,910万人に達したと報告しています。これは、DSAの指定基準である4,500万人を大幅に上回ります。

指定されたサービスは、通知から4ヶ月以内に追加のDSA義務を遵守する必要があります。

これらの義務には、サービスとアルゴリズムシステムに関連するシステミックリスクの特定、評価、軽減が含まれます。また、年間独立監査の実施、委員会や各国当局へのデータ共有、検証済みの研究者へのデータアクセス許可なども求められます。

さらに、レコメンダーシステムを利用する場合はプロファイリングに基づかない選択肢を提供し、広告を表示する場合は公開広告リポジトリを維持する必要があります。

欧州委員会は、ChatGPTがユーザーのプロンプトやクエリに応答し、ウェブ検索を含むため、オンライン検索エンジンに該当すると説明しています。

この指定は、DSAにおけるChatGPTの役割を明確にするものです。違反があった場合、企業は世界年間売上高の最大6%の罰金を科される可能性があります。

解説

今回の欧州委員会によるChatGPTの超大規模オンライン検索エンジン指定は、AIチャットボットが従来の検索エンジンの役割を担うようになった現状を強く認識した画期的な動きと言えます。これは、AI技術の進化が法規制の対象を拡大していることを示しています。

OpenAIは今後、システミックリスクの特定と軽減独立監査の実施、そして規制当局や検証済み研究者へのデータ共有といった、多岐にわたる厳格な義務を負うことになります。これは、AIの透明性と説明責任を大幅に高めるものです。

特に、アルゴリズムの透明性研究者へのデータアクセスは、AIが社会に与える潜在的な影響、例えば偏見や誤情報の拡散、未成年者への悪影響などを、第三者が検証するための重要な手段となります。これは、AIのガバナンスにおいて極めて重要な一歩です。

ChatGPTが「ハイブリッドサービス」としてウェブ検索機能を持つがゆえに検索エンジンと分類された点は注目に値します。今後、他のAIモデルもウェブ検索機能や情報収集能力を強化するにつれて、同様の規制対象となる可能性を示唆しています。

EUは、Googleに対する以前の規制措置とも合わせて、巨大プラットフォームや検索エンジンに対する一貫した監視と規制の姿勢を明確にしています。この動きは、AIが社会インフラとしての影響力を増す中で、その安全性と公平性を確保するための不可欠な取り組みと言えるでしょう。

企業がEU市場でAIサービスを展開する際には、DSAの要件を深く理解し、サービス設計の段階からリスク軽減策透明性確保の仕組みを組み込むことが、これまで以上に重要になります。


  • 掲載元: Search engine journal
  • 公開日: 2026-08-31T18:31:32+00:00

ChatGPT Is Now A “Very Large Online Search Engine” In The EU via @sejournal, @MattGSouthern