概要
Googleは、広告を見た後にユーザーがブランド名を検索した際に計測されるBranded Searches(ブランド検索)のドキュメントを更新しました。このコンバージョンタイプは2025年にSearch Lift実験の代替として導入されましたが、今回は利用可能性、アトリビューション、レポート方法が変更されています。
主な変更点として、Branded Searchesのデフォルトのコンバージョン計測期間が7日間になりました。これは以前の30日間のビューアトリビューション期間から短縮されたもので、広告主は1日から30日の間で調整可能です。
対応するキャンペーンタイプとして、現在のドキュメントではYouTubeとDemand Genが記載されています。しかし、2025年の発表時に含まれていたPerformance Max (PMax)はリストから除外されています。
Branded Searchesは正式に「考慮(Consideration)」目標に分類され、主要なコンバージョンアクションとして扱われますが、入札最適化の目標としては利用できません。データは「結果」および「すべてのコンバージョン」列に表示され、標準の「コンバージョン」列には表示されません。
Search Lift実験の設定は不要ですが、計測機能を利用するにはブランドマッピングの設定が必要です。データはキャンペーン、広告グループ、アセットレベル、そしてレポートエディターを通じて確認できます。
この機能は、広告主がアッパーファネルキャンペーンがクリックや直接的なコンバージョンだけでなく、真のブランド関心を生成しているかを評価するのに役立つ、ブランド検索行動という有用なシグナルを提供します。
解説
今回のBranded Searchesのドキュメント更新は、広告主がブランド認知度向上や需要創出を目的としたキャンペーンの効果をより明確に測定できるようになる点で重要です。
特に注目すべきは、Performance Max(PMax)がサポート対象から除外され、代わりにYouTubeとDemand Genが明記された点です。これは、GoogleがBranded Searchesを、より直接的なブランド検索行動を促す可能性のある特定のキャンペーンタイプに絞って適用したい意図があることを示唆しているかもしれません。広告主は、PMaxでは別の指標で効果を測定し、YouTubeやDemand Genでブランド検索への影響を測るという使い分けを意識する必要があります。
デフォルトの計測期間が30日から7日間に短縮されたことは、より直近の広告接触がブランド検索に与える影響を評価しやすくすることを目的としていると考えられます。広告主は、短期間でのブランドエンゲージメントの動きを把握し、キャンペーンのタイミングや頻度の最適化に活用できるでしょう。
Branded Searchesが入札最適化の目標として利用できない点は理解しておくべきです。この指標はあくまでレポーティングと分析に特化しており、直接的なROAS最適化とは切り離して考える必要があります。アッパーファネルの効果を数値化し、長期的なブランド構築の観点からキャンペーンの評価に役立てるのが賢明な使い方です。
また、ブランドマッピングの重要性は依然として高く、正確な計測のためには、ブランド名の定義と設定が不可欠です。この設定を怠ると、せっかくのBranded Searchesのデータが正しく機能しない可能性があるので注意が必要です。
全体として、広告主はBranded Searchesを活用することで、広告効果をより多角的に評価し、特にブランド構築や認知度向上を目的としたキャンペーンのROIを理解するための貴重なデータを得られるでしょう。
- 掲載元: Search Engine Land
- 公開日: 2026-08-18T14:15:31+00:00
