SEO最前線

SEOコンサルタントが最新のSEO情報をお届けします

顧客は検索ジャーニーでいかに信頼を築くか

概要

検索を取り巻く環境は、Googleの地盤沈下やChatGPTの台頭、RedditやYouTubeの検索エンジン化など、断片化しているように見えます。しかし、Reflect Digitalの最新調査「SearchPulse」は、この変化の真の原因が「信頼の構築」にあることを示唆しています。

解説

多くのマーケティングチームは、SEO、有料検索、ソーシャル、PR、コンテンツといった「チャネル」を中心に組織されています。しかし、顧客はチャネルごとに思考するのではなく、意思決定できる十分な信頼シグナルが得られるまで、様々な情報源を横断します。

マーケターの課題は、どのチャネルが最も重要かを判断することではなく、オーディエンスがまだ抱えている「信頼度ギャップ」を理解し、それを埋める手助けをすることです。

キャンペーンの計画は、まず顧客の「信頼」から始めるべきです。そのための4つのステップが提案されています。

  1. オーディエンスが購入前に必要とする信頼は何か?

    新規顧客と既存顧客、CFOとマーケティングマネージャー、少額の買い物と戦略的なB2Bパートナーでは、必要な安心感証明が異なります。ターゲットオーディエンス固有のニーズを深く理解することが重要です。

  2. すでにどのような信頼資産を保有しているか?

    顧客レビュー、ケーススタディ、独自調査、専門家の意見、製品デモンストレーション、業界の評価、コミュニティの推薦、創業者の専門知識などが「信頼資産」となり、不確実性を軽減する証拠となります。自社が持つこれらの資産を洗い出し、整理しましょう。

  3. 顧客はそれらの信頼資産をどこで発見するか?

    同じ信頼資産でも、Google検索結果、AIの回答、自社ウェブサイト、あるいはTrustpilotへの直接訪問など、発見される場所は様々です。どのプラットフォームやチャネルで、どの信頼資産が顧客に届く可能性があるのかを戦略的に考慮する必要があります。

  4. 信頼構築の効果をどう知るか?

    トラフィック、リード、売上、コンバージョンといった直接的な指標だけでなく、Redditの閲覧、YouTubeレビューの視聴、ChatGPTでの比較、AIアシスタントによる引用など、アトリビューションが難しい信頼構築の瞬間も考慮に入れるべきです。すべての活動をパフォーマンスマーケティング指標だけで評価するのではなく、クリック生成だけでなく不確実性を減少させる目的の資産も、成長に貢献していることを認識する必要があります。

AIやゼロクリック体験が拡大するにつれて、顧客ジャーニーの一部におけるマーケターの可視性は低下するでしょう。しかし、「どのチャネルがコンバージョンを促進したか?」ではなく、「マーケティングがどの信頼度ギャップを埋めるのに貢献したか?」という思考に転換することで、信頼構築のメカニズムを理解し、顧客が信頼を必要とするあらゆる場所に存在することが、これからの検索戦略において成功する鍵となります。


  • 掲載元: Search Engine Land
  • 公開日: 2026-08-10T12:00:00+00:00

How customers build confidence across the search journey