SEO最前線

SEOコンサルタントが最新のSEO情報をお届けします

ソーシャル検索データ提供開始、AI検出ページは低順位か、AIオプトアウトでTop Storiesに影響も

概要

Googleは、限定的な展開の後、Search Consoleのプラットフォームプロパティを世界中の全ユーザーに利用可能にしました。これにより、Instagram、TikTok、X、YouTubeアカウントをSearch Consoleにリンクできます。

ユーザーは、Google検索DiscoverGoogleニュースといったGoogleのインターフェースで、どの検索クエリが自分のソーシャル投稿にトラフィックをもたらしているかを確認できるようになりました。Googleは、タイトルやキャプションの変更が検索結果にどう影響するかをテストするためのガイドも公開しています。

この機能により、これまでは把握できなかった、自身が所有しないプラットフォーム上のコンテンツの検索データを分析できるようになります。

Ahrefsの新たなデータによると、AIが多用されたページはGoogleの検索結果トップ10内にも存在します。しかし、同社の検出器で「ほとんどAIによって書かれた」と判定されたページは、AI生成テキストが少ないページと比較して検索順位が低い傾向にあると示唆されています。

この検出器スコアはAhrefs独自のツールによるもので、コンテンツの深さ、独自性、正確さは測定されていません。昨年の分析ではAIスコアと順位の相関はごくわずかでしたが、今回の最新レポートでは、AI利用の増加と検索順位の低下との関連性が示されています。

これは因果関係ではなく、関連性を示すデータです。レポートの共同執筆者であるライアン・ロー氏は、GoogleがAI生成コンテンツを直接的にペナルティしているのではなく、AI利用が増えるにつれて品質が低下する傾向にあるためではないかと述べています。AI検出度が高いからといって、そのページが必ずしも品質が低いわけでも、Googleが何らかの措置を講じたわけでもありません。

SEO専門家のジョン・オズイサル氏は、ほとんどのAI生成コンテンツは「怠惰」であり、「既存コンテンツの言い換えで、オリジナルの洞察がゼロ」だと指摘し、情報的価値がゼロであることが問題だと述べています。

NewzDashの追跡データによると、Googleは現在、AI Overviews内にTop Storiesカルーセルを表示しており、以前のようにページ下部に独立したモジュールとして表示するわけではありません。米国では15.5%、英国では17.46%のニュース検索でAI Overview内にカルーセルが表示されましたが、AI Overviewと独立したTop Storiesカルーセルが同時に表示されることはありませんでした。

Search Console設定でGoogleのAI機能をオプトアウトすると、AI Overviewから除外されますが、NewzDashの創設者ジョン・シェハタ氏の見解では、これによりAI Overview内に表示されるTop Storiesの掲載枠も失う可能性が高いとされています。ただし、両方のカルーセルバージョンのクリックデータはまだなく、オプトアウトによる具体的な影響はまだ測定できません。

Googleのジョン・ミュラー氏は、矛盾するメタデータの解決順序は公開されていないと述べ、サイト運営者に対し、どの情報源が優先されるかを試すのではなく、矛盾を修正することに注力するよう助言しました。

例えば、フィードとページ上の構造化データで製品の在庫状況が異なる場合など、Googleがどの情報源を正確と見なすかについて質問がありました。ミュラー氏は、一貫性のないメタデータを持つサイトは「修正すべきであり、動作するかどうかを分析すべきではない」と回答し、使用される重みやフィルターは時間とともに変化する可能性があると付け加えました。

これは、フィード、構造化データ、目に見えるページコンテンツ全体でシグナルを一貫させることは、サイト運営者の管理下にあるという点で重要です。Googleが正しいシグナルを選択してくれることを期待するよりも、あらゆる情報源で同じ詳細を提供することで、Googleが正しく理解する手助けができます。

解説

今回のブログポストで取り上げた主要なアップデートは、SEOの実践において重要な意味を持っています。

まず、Search Consoleのソーシャルレポートのグローバル展開は、これまで「ブラックボックス」だったソーシャルコンテンツのGoogle検索でのパフォーマンスを可視化する大きな一歩です。自分のSNS投稿がどのような検索クエリでユーザーに届いているのかを把握し、それに基づいて投稿戦略を調整できるようになったことは、コンテンツ戦略の幅を広げます。

特に、どのSNSアカウントからでもGoogle検索DiscoverGoogleニュースへの流入が確認できるようになったため、各プラットフォームでどのようなコンテンツがGoogleの目に留まりやすいのか、または特定のクエリで上位表示されやすいのか、といった傾向を分析する良い機会となります。SNSコンテンツもSEOの視点で分析し、改善するという考え方がより重要になるでしょう。

次に、AI検出度の高いページの検索順位に関するAhrefsのデータは、AI生成コンテンツの利用を検討している企業にとって注意すべき点です。データは因果関係ではなく関連性を示唆していますが、「AI利用が増えるほど品質が低下する傾向がある」という指摘は重要です。

これは、GoogleがAI生成コンテンツそのものを直接的にペナルティしているわけではなく、安易なAI利用によって生み出される「独自性や情報的価値の低い」コンテンツが評価されないということを示唆していると考えられます。AIをコンテンツ作成に活用する際には、単なるリライトや情報整理に留まらず、人間の編集やオリジナルの洞察を加えることで、コンテンツの質を高めるという意識が不可欠です。

最後に、AI OverviewsからのTop Stories掲載枠のオプトアウトに関する懸念は、特にニュースサイトやメディアにとって大きな問題です。もしオプトアウトによってAI Overview内のTop Storiesの表示機会を失うのであれば、トラフィックへの影響は避けられないでしょう。

現時点ではクリックデータがないため、具体的な影響度は不明ですが、今後の動向を注意深く見守る必要があります。もし、AI Overviews経由のトラフィックが無視できないほど大きくなるのであれば、AI Overviewsへの表示を受け入れるか、あるいはTop Stories枠を失うリスクを許容するかの戦略的な判断が求められることになります。

Googleのジョン・ミュラー氏の「矛盾するメタデータは修正すべき」というアドバイスは、常に守るべきSEOの基本原則です。フィード、構造化データ、ページコンテンツ間で情報に一貫性がない場合、Googleが正しい情報を識別するのに混乱を招き、結果として誤った情報が表示されたり、ランキングに悪影響が出たりする可能性があります。すべての情報源で、正確かつ一貫したデータを提供することは、サイトの信頼性を高め、Googleからの適切な評価を得るために不可欠です。

総じて、Googleは新たな機能やレポートを提供する一方で、その解釈や最適な活用方法については、私たちSEO専門家がデータに基づいて判断し、行動することが求められます。新しい情報を常にキャッチアップし、自サイトへの影響を分析し、迅速に対応する能力がこれまで以上に重要となるでしょう。


  • 掲載元: Search engine journal
  • 公開日: 2026-07-31T12:30:09+00:00

Social Search Data For All, AI-Detected Pages Rank Lower – SEO Pulse via @sejournal, @MattGSouthern