概要
Similarwebは、AIの可視性が下流に与える影響に関する新たな調査「The Downstream Impact of AI Visibility」を発表しました。
解説
この調査は、多くのマーケターが抱える「AIの回答にブランドが表示されることが、実際のビジネス成果に繋がるのか、それとも単なる自己満足の指標なのか」という大きな疑問に、データで初めて答えるものです。結果として、AIによるブランド言及がユーザー行動に実質的な影響を与える可能性が示唆されました。
興味深いのは、AIが消費者の購買プロセスの初期段階(発見やアイデア出し)で特に役立つと認識されている点です。最終的な購入場所の特定には、依然として従来の検索エンジンが圧倒的に利用されています。しかし、AIに推奨されたブランドに対しては、ユーザーが直接ウェブサイトを訪問する傾向が強く見られます。これは、AIがブランドへの信頼や関心を高め、行動に直結している証拠と言えるでしょう。
ただし、この調査は主に大手の有名ブランド(アメリカン・エキスプレス、キャピタル・ワン、セフォラなど)と集計データに基づいています。そのため、中小企業やニッチな市場のブランドにそのまま当てはまるかは不明です。自社のビジネスにとってAIの影響がどの程度あるかを理解するには、より具体的な調査と測定が必要です。
実践的なアドバイスとしては、AIツールに自社ブランドが表示されたからといって、ダイレクトトラフィックが自動的に増加すると決めつけないことが重要です。まずは、ターゲットオーディエンスがAIで何を検索し、どのようなプロンプトを使用しているかを把握しましょう。SparkToroやSimilarweb、SEMrush、Gumshoeなどのツールを活用して、自社のAIにおけるブランド言及を測定し、それがアナリティクス上のダイレクトトラフィックやブランド検索数の変化にどう影響しているかを具体的に追跡することをお勧めします。AIの影響は業種によって大きく異なるため、自社にとっての具体的な意味と戦略を見つけることが肝要です。
- 掲載元: SparkToro Blog
- 公開日: 2026-06-29T05:38:49+00:00