概要
SparkToroの新しいデータ(Similarwebのクリックストリームパネルに基づく)によると、米国のGoogle検索1,000回あたり、オープンウェブに到達するクリックは232回にとどまります。
解説
今回の調査結果は、特にオープンウェブからのトラフィックに依存しているウェブサイト運営者やSEO担当者にとって、非常に重要な警鐘となります。検索の68%がクリックなしで終わるという現実は、ユーザーがGoogleの検索結果ページ内で情報を完結させる傾向が強まっていることを示しています。
Rand Fishkin氏が指摘するように、この傾向を加速させている主な要因の一つはAI Overviews(AI概要)の台頭である可能性が高いです。ユーザーが検索結果ページ上部のAI概要で答えを得てしまうと、わざわざ他のウェブサイトにアクセスする必要がなくなります。これは、高品質なコンテンツを提供していても、そのコンテンツがユーザーにクリックされないという事態を招きかねません。
GoogleのVP Liz Reid氏が「オーガニッククリック総量は比較的安定している」と述べている点と、今回のデータで「検索あたりのクリック数」が減少している点は注目すべき違いです。もし検索クエリの総数が増加していれば、個々のウェブサイトへのクリック率が低下しても、Google全体のクリック総量は安定しているように見える可能性があります。しかし、ウェブサイトへのトラフィックをKPIとする場合、この検索あたりのクリック数の減少は無視できません。
このような状況下で、今後のSEO戦略はさらに重要になります。すべての検索クエリで以前のようなトラフィックを期待することは難しくなるかもしれませんが、ブランド検索、地域ビジネス、そして購入意図の高いトランザクションクエリなど、ユーザーが明確なアクションを求めている分野では、依然としてSEOが非常に有効です。
また、Google傘下のプロパティ(YouTube、Googleマップ、Googleビジネスプロフィールなど)へのクリックが増加している点も考慮し、これらのプラットフォームでのプレゼンスを強化することも、間接的なトラフィック獲得や認知度向上に繋がるでしょう。自社サイトのオーガニック検索トラフィックを継続的に監視し、データの変化に迅速に対応することが求められます。
- 掲載元: Search engine journal
- 公開日: 2026-06-10T14:26:29+00:00

Google Search Sends 23% Of Queries To The Open Web via @sejournal, @MattGSouthern