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ChatGPT検索、参照サイト数が減少傾向

概要

フランスのSEOコンサルティング会社Resoneoによると、3月初旬にGPT-5.3 Instantがデフォルトになって以降、ChatGPTの回答が参照するウェブサイトの数が約20%減少しました。この分析は、MeteoriaというAI可視化追跡プラットフォームのデータに基づいており、14週間にわたって毎日400のプロンプトを監視し、27,000の回答を比較したものです。

移行前は回答あたりの平均ユニークドメイン数が19でしたが、移行後は15に減少しました。回答あたりの平均ユニークURLも24から19に減少しています。ただし、URL対ドメインの比率は追跡期間を通じて1を維持しました。

これは、ChatGPTが回答ごとにアクセスするサイトの数は減ったものの、それぞれのサイトは以前と同様に深く訪問していることを示唆しています。そのため、各回答で引用されるサイトは少数精鋭となり、その存在感が大きくなると考えられます。

OncrawlのJérôme Salomon氏による独立したサーバーログ分析もこの調査結果を裏付けています。複数のウェブサイトにわたるChatGPT-Userボットの活動を追跡した結果、クロール量が低水準で安定していることが示されました。一部のページはもはやクロールされず、訪問されているページのクロール頻度も低下しています。

Resoneoは、この変更がGPT-5.3 Instantがデフォルトになったことで、ウェブ検索と引用のトリガーが減少したことに関連していると説明しています。Oncrawlのサーバーログデータも同時期に同様のクロールパターンを示しています。

以前のデータでは、AIプラットフォームが従来の検索とは異なる方法で情報源を引用することが示されています。SE Rankingによる129,000ドメインの分析では、参照ドメインの数がChatGPTによる引用の可能性を予測する最も強力な要因であり、32,000参照ドメインで閾値効果があることが判明しました。

同様に、Search Atlasのレポートでは、GoogleのランキングとChatGPTの引用の間には重複が少なく、ドメインの重複率は中央値で10〜15%程度でした。

引用されるドメインが回答ごとに20%減少するということは、ChatGPTの各回答内で可視性を競うウェブサイトが減ることを意味します。引用される総表面積は縮小しましたが、引用され続けるサイトは以前と同じクロール深度を維持しています。

ChatGPTからの参照トラフィックを追跡している人にとっては、3月初旬のモデル移行期間は分析で確認する価値のある日付範囲です。

Resoneoの分析によると、GPT-5.4 Thinkingでは検索のファンアウトが再導入され、「site:」演算子を使用して信頼できるドメインをターゲットにしているとのことです。しかし、これらの挙動は今回の定量的データセット(GPT-5.3 Instant以下をカバー)には含まれていません。新しいモデルによって引用の表面積が今後も縮小し続けるのか、あるいは再び拡大するのかは、まだ不明です。

解説

今回の調査結果は、AI時代のSEOにおいて、ウェブサイトがどのように認知され、参照されるかという点で大きな変化が起きていることを示唆しています。ChatGPTのような大規模言語モデルが情報を生成する際に参照するサイトが減少しているということは、可視性を獲得するための競争が、特定の質の高いサイトに集中していることを意味します。

「各サイトには深く訪問している」という点は重要です。これは、ChatGPTが質の低い情報を排除し、より信頼性が高く、網羅的な情報を持つサイトを厳選している可能性を示唆しています。SEO担当者は、単に多くのページを持つだけでなく、特定のトピックに対して深い専門性と権威性を持つコンテンツを作成することに注力すべきです。

ウェブサイト運営者にとっての具体的な対策としては、まず、自身のサイトがChatGPT-Userボットによって適切にクロールされているか、サーバーログを確認することが重要です。クロール頻度が低下していないか、重要なページがクロールされなくなっていないかなどをチェックしましょう。

また、引用されるドメインの数が減少したことで、引用されたサイトの「シェア」が増加しています。これは、一度ChatGPTに評価されれば、より多くのトラフィックや可視性を獲得できるチャンスが大きくなることを意味します。そのためには、高品質な被リンク(参照ドメイン)の獲得が引き続き重要であり、過去のデータが示す「32,000参照ドメイン」という閾値も参考になるでしょう。

GoogleのランキングとChatGPTの引用元に低い重複率が見られる点も注目すべきです。これは、従来のGoogle SEO対策だけではChatGPTからの参照を獲得できない可能性があることを示唆しています。AIフレンドリーなコンテンツ、つまり事実に基づき、明確で、網羅的でありながら簡潔な情報提供を心がけることが求められます。

今後は、GPT-5.4 Thinkingのような新しいモデルが「検索ファンアウト」や「site:演算子」を使用し、信頼できるドメインをターゲットにするという動きにも注目が必要です。これは、特定の権威あるサイトへの参照が再び増える可能性を示唆しています。長期的な視点で見れば、自社のブランドとコンテンツのE-E-A-T(経験、専門知識、権威性、信頼性)を確立することが、AIからの参照を勝ち取る上でますます不可欠となるでしょう。


  • 掲載元: Search engine journal
  • 公開日: 2026-04-06T13:18:03+00:00

ChatGPT Search Is Citing Fewer Sites, Data Shows via @sejournal, @MattGSouthern