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Google: ウェブページの肥大化と未だに重要なその影響

Google: Pages Are Getting Larger & It Still Matters via @sejournal, @MattGSouthern

概要

GoogleのGary Illyes氏とMartin Splitt氏がポッドキャスト「Search Off the Record」で、ウェブページのサイズ肥大化と、それがユーザーおよびクローラーに与える影響について議論しました。

Splitt氏は、ウェブサイト全体のサイズではなく、個々のページサイズが重要であると指摘しました。

2025年のHTTP Archive Web Almanacのデータによると、モバイルのホームページの中央値は、2015年には845 KBでしたが、2025年7月には2,362 KBに増加しました。これは約10年間で約3倍の増加にあたります。

この成長は現代のウェブアプリケーションの複雑さを考慮すると予想されるものでしたが、両者ともにその数値には驚きを示しました。また、「ページウェイト」の定義自体が、生HTML、転送バイト数、レンダリングに必要な全て、といった解釈の違いにより一貫性がないことにも言及しました。

Illyes氏は、Googleのより広範なクロールインフラストラクチャにおけるデフォルトの15 MBのクロール上限について説明しました。各URLにはこの上限が適用され、CSS、JavaScript、画像などの参照リソースは個別に取得されます。

これは、Googlebotの公式ドキュメントに記載されている、サポートされているファイルタイプの上限2 MB、PDFの上限64 MBとは異なる数値です。これらの上限は柔軟であり、内部チームが必要に応じて上書きできるとのことです。

興味深い点として、Illyes氏は構造化データとページ肥大化の問題を提起しました。Google共同創設者のSergey Brin氏が、機械はテキストのみから必要なすべてを理解できるべきだと述べたことに触れました。

構造化データはユーザーではなく機械のために存在し、Googleがサポートするすべての構造化データをページに追加すると、訪問者には見えない重みが加わると指摘しました。彼はこれを明確な問題というよりも「緊張関係」として捉えていました。

ページウェイトは未だに重要か、という問いに対しSplitt氏は「はい」と答えました。自身の高速なインターネット環境では問題にならないものの、接続が遅い地域や従量制の衛星インターネット環境では、ウェブサイトが転送するデータ量の多さに再考を迫られたと述べました。

Splitt氏は、ページサイズの成長がモバイル接続速度の改善を上回っている可能性を示唆しましたが、実際のデータでの確認が必要だとしています。Illyes氏は、高速なウェブサイトがより良い保持率コンバージョン率を持つ傾向があるという過去の研究に言及しました。

Splitt氏は、将来のエピソードでページサイズを削減する具体的なテクニックについて議論する予定です。ほとんどのページはまだ15 MBのクロール上限に達しない可能性が高いですが、ページウェイトの肥大化という広範なトレンドは、低速または従量制接続のユーザーにとってパフォーマンスとアクセシビリティに影響を与えます。

解説

今回のGoogleのポッドキャストでの議論は、現代のウェブ開発において、ページのパフォーマンスが依然として重要な要素であることを再認識させます。特に、モバイルファーストインデックスの文脈では、モバイルユーザー体験が直接的にランキングに影響を与えうるため、ページの重みは無視できません。

データが示すように、ウェブページのサイズは着実に増加しています。これは、リッチなコンテンツ、インタラクティブな機能、高解像度画像、複雑なJavaScriptなどが要因です。しかし、この肥大化は、インターネット環境が遅いユーザーや、従量制のデータプランを使用しているユーザーにとっては大きな負担となります。アクセシビリティの観点からも、ウェブサイト運営者はページのサイズに注意を払うべきでしょう。

Googleのクロール上限は、ほとんどのサイトにとって直接的な問題ではないかもしれませんが、ページが非常に重い場合、Googlebotがコンテンツを完全にインデックスできないリスクを孕んでいます。特に、重要なコンテンツがファイルの後半に配置されている場合は注意が必要です。

構造化データに関する言及は非常に興味深いポイントです。SEOにおいて構造化データの導入は一般的に推奨されますが、それがページ全体の「重み」を増やす可能性についてGoogleの担当者が言及している点は注目に値します。不要な構造化データを詰め込みすぎると、見えない部分でページの肥大化を招くかもしれません。本当に必要な構造化データのみを適切に実装することが重要です。

最終的に、ページの表示速度ユーザー体験は、離脱率コンバージョン率に直結します。Googleが繰り返し示唆するように、ユーザーにとって快適な環境を提供することが、SEOの観点からもメリットをもたらします。

今後のエピソードでページサイズ削減の具体的なテクニックが議論されるとのことなので、常に最新の情報を追うことが賢明です。画像最適化JavaScriptとCSSの最小化遅延ロード(lazy loading)CDNの活用など、基本的ながら効果的な最適化手法を継続的に適用することが推奨されます。


  • 掲載元: Search engine journal
  • 公開日: 2026-03-30T17:09:42+00:00